滋賀県高島市内で観察できる生き物を標本などで紹介する特別企画展「夏の森のいきもの展」が21日、同市朽木の県立朽木いきものふあいの里で始まった。
同ふれあいの里は、自然に親しんでもらえるテーマを選んで毎年4−7回、特別企画展を催している。今回は、生き物が活発に行動する夏場に合わせ、観察の参考にしてもらおうと、県立琵琶湖博物館(草津市)や滋賀虫の会(大津市)などの協力を得て企画した。
会場には、同ふれあいの里の周辺でも見ることのできるチョウ類やカミキリムシ類など約200種、約450点の標本のほか、イノシシの子どもやタヌキなどのはく製、飼育しているナナフシやカタツムリなどを展示した。近年、県内でミノムシが激減している原因とされる外来種のオオミノガヤドリバエ(体長約5ミリ)の標本も説明を添えて紹介している。8月31日まで。 |