夏の果物として親しまれる滋賀県高島市の特産品・マクワウリの出荷が始まった。同市今津町のJA今津町選果場では、農家が雨の合間に収穫したマクワウリを持ち込み、甘い香りの漂う中で、職員が箱詰めにしている。
マクワウリはメロンの一変種で、あっさりした甘さが特徴。現在、県内では6・2ヘクタールで栽培され、同市の栽培面積は4・2ヘクタールに上っている。
同市内では今津とマキノ、新旭、安曇川の各地区で、主に皮が黄色の品種「金太郎」を栽培している。このうち、今津地区ではこのほど収穫が始まった。同農協は「春先の天候不順で、1週間ほど収穫が遅れたが、実の大きさと甘さとも例年並み」としている。出荷は8月中旬まで続く。 |