琵琶湖と魚、人のかかわりやその歴史をテーマにした企画展示「湖辺」が滋賀県草津市下物町の県立琵琶湖博物館で開かれている。琵琶湖の四季や湖に住む魚、湖とともに暮らす人々の姿を、写真などで紹介している。
博物館が開館時から進めてきた総合研究「東アジアの中の琵琶湖」の発表の第1弾として、企画した。会場には、大津市在住の写真家、今森光彦さんが琵琶湖を舞台に撮影した写真200点などを並べている。
ヨシ原など湖周辺の自然、アユやモロコといった魚のほか、今も続くコイ漁やエリ漁の様子など、湖とともに生活する人々の表情もとらえている。会場を訪れた人は「琵琶湖に多くの生き物がいて、あらためて驚いた」と湖の魅力を再確認していた。博物館は来年度の企画展で、本格的に研究の成果を披露することにしている。
11月26日まで(休館日あり)。有料。 |