滋賀県高島市今津町沖の琵琶湖で、昭和初期に旧制今津中学(現在の高島高)が行っていたボート大会「端艇大会」を、約70年ぶりに復活させ、「今津レガッタ」の名で、当時と同じコース設定で7月9日に開く。
高島高に残る資料などによると、第1回の大会は1927(昭和2)年に今津町沖の500メートルで開かれた。旧制中の健闘ぶりは当時の新聞でも取り上げられたが、36年の10回大会を最後に行った記録が残っていない、という。
大会の復活は、「琵琶湖周航の歌」発祥地として旧制中学の伝統を引き継ぎ、今津中と高島高に相次いでボート部が創部されるなかで、関係者の悲願だった。ボート愛好家でつくる「今津ローイングクラブ」が発案し、今津中や高島高との共催で行うことになった。
未経験者も参加できるようにしたのが特徴だ。同日午前9時から午後1時まで、中学生と高校生の部や経験者と未経験者の各一般の部を設ける。未経験者は、かじ手を含め7人が乗るフィックスと2人乗りのオーシャンスカルの2種目で参加者を募集する。
参加申し込みは3日まで。参加費は一般の部のみ500円。問い合わせは、事務局の今津中TEL0740(22)2161。 |