琵琶湖岸で刈ったヨシを材料にしたオブジェに明かりをともすイベント「夢灯(あ)かり」が3日夜、大津市打出浜のなぎさ公園で開かれ、訪れた市民を幽玄な雰囲気で魅了した。
よし笛作り教室などの活動に取り組む大津ローターアクトクラブ(藤元真司会長)が、ヨシを通して琵琶湖の環境を考えるきっかけにしてもらおうと、2003年から毎年夏に行っている。
会場では、約50本のメタコセイヤが周囲をヨシで覆われてライトアップされ、高さ約20センチの灯ろうが連なって光の帯などを演出した。また、直径1・2メートルの球体に編み込んだオブジェがオレンジ色の柔かい光を放ち、湖上に浮かぶ火の玉のように見えて、来場した人たちを楽しませていた。 |