滋賀県高島市今津町の家族旅行村ビラデスト今津は8日、特産の「さくらジャム」を作るため、標高550メートルの山上付近で満開となっている八重咲きのサクラの花を摘み取った。13日から限定300個のジャムを販売する。
八重咲きのサクラは林道沿いに約150本植わっている。ジャムは、独自の土産物がなかったことから、職員が試行錯誤を繰り返して2002年に開発した。花びらを砂糖とクエン酸などで煮詰めた淡いピンクで、飲み物に入れると花びらが開くことから、特に女性に人気があるという。
ビラデスト今津は「今年は開花が例年より約10日遅れたため、大型連休に間に合わなかった。9日までの2日間で約4キロの花びらを摘み取る予定で、作業を急ぎたい」と話している。ジャムは一瓶(60グラム)300円。問い合わせはビラデスト今津Tel:0740(22)6868。 |