子どもたちが主人公の祭礼「竹馬まつり」が3日、滋賀県高島市新旭町熊野本の佐々木神社であり、木製の竹馬にまたがった子どもが、りりしく流鏑馬(やぶさめ)を奉納した。
五穀の豊作を願うまつりで、桃山時代から続くとされる。紺かすりの着物にたすき掛け、陣がさといういでたちで、木製の馬の頭に竹の棒をつけた竹馬にまたがり、本物の流鏑馬と同様、馬場を駆けるのが習わし。
まつりでは、流鏑馬を行う桑原祥吾君(14)が先導して、竹馬にまたがった児童や幼児約10人を従えて地区を練り歩いた。神社に到着すると、桑原君が弓を射る姿を奉納。馬場での流鏑馬では、三つの的に矢が当たり、見守っていた人たちが拍手を送っていた。 |