| 夜に浮かぶ湖西唯一の曳山 高島・大溝祭宵宮で巡行 |
| 2006年5月3日 |
| 滋賀県湖西地方に残る唯一の曳山（ひきやま）がまちを練る高島市勝野の日吉神社の例大祭「大溝祭」（県選択無形民俗文化財）の宵宮が３日行われ、５基の曳山がちょうちんに明かりをともして城下町の面影を残す地域を巡行した。 大溝祭は分部光信が大溝城主となった１６１９（元和５）年の入城の際に、前任地の旧伊勢国（現・三重県）から移したとされ、旧城下町の５つの山組町が曳山を伝承している。 曳山は中町地区に集合。毎年、まわり番で決まる１番山は「龍」で、午後７時前に囃子（はやし）方を乗せて、車輪のきしむ音を響かせながら巡行を開始した。この後、曳山は本宮と同じ「湊」、「巴（ともえ）」、「寶（たから）」、「勇」の順に夜遅くまでまちを練り歩き、沿道の観客を魅了した。 |
| 京都新聞 |
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