「藤樹の里ふじの盆栽展」が、26日から中江藤樹生誕地の高島市安曇川町の安曇川ふれあいセンターで始まった。大雪の影響で開花が例年に比べ1週間ほど遅れており、主催者は「今週末が見ごろ」と話している。
地元の偉人で日本陽明学の祖・中江藤樹がフジの花を好んだことにちなみ、同市と愛好家グループ「藤の会」などでつくる同盆栽展実行委員会(安原啓委員長)が毎年、開いている。19回目の今回は、同会のメンバー約20人が百八鉢を出品した。
房が長く伸びる「野田藤」や房が短く、丸くなる通称「だるま藤」などの鉢が置かれたが、花はまだ、わずかに開き始めたばかり。会場では押し花やちぎり絵などの作品も紹介されているほか、メンバーが待機し、栽培に関する相談などに応じている。最終日の30日午前10時からは抹茶のサービス(先着150人)もある。入場無料。 |