県民所得は全国4位で人口増加率は5位−。47都道府県における滋賀県の姿が、県のまとめた「2006統計でみる滋賀」から浮かび上がる。全世帯の消費支出に占める教育費の割合は前年より順位が一つ上がり、全国1位となった。
この統計は、社会保障や労働など12分野の116項目について、各省庁が2000年から05年の間に調査したさまざまなデータを基にまとめた。
1人当たりの県民所得(県内の個人や企業などが県内外での生産活動で生み出した所得)は4位で、318万8000円(全国平均284万8000円)。人口増加率は5位の0・41%(同0・05%)だった。いずれも前年より一つ順位が下がった。
全世帯の消費支出に占める教育費の割合は8・50%(同5・96%)で1位だった。食費の割合は24・30%(同21・77%)で、前年の16位から4位になった。
県内総生産のうち、製造業や建設業などの第二次産業の占める割合は全国1位となる一方、サービス産業などの第三次産業の割合は最下位で、それぞれ前年と同じ順位だった。1000人当たりの飲食店数は4・04店(同6・24店)で、46位となっている。 |