比叡山の豊かな自然に親しむ「グリーン・ウオーターエイド&ウオークin比叡2006」が23日、滋賀県大津市の奥比叡ドライブウェイ一帯で催された。同ドライブウェイの東塔−横川間(約6キロ)が歩行者天国となり、家族連れやウオーキング愛好者らが春の散策を楽しんだ。
水をはぐくむ森林の大切さを知ってもらおうと、延暦寺などでつくる「緑と水、そして比叡山に親しむ会」が2004年から始めた。この日は、あいにくの曇り空となったが、午前9時半からハイキング姿の参加者が次々と姿を見せ、緑の美しい奥比叡を歩いた。
琵琶湖などでくんだ水を木々に注ぐ取り組みも行われ、一昨年に続き、子どもと参加した京都市中京区の主婦森小百合さん(39)は「この水が琵琶湖に流れ、飲み水になっていることを子どもたちに知ってほしい」と話していた。 |