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夢の「琵琶湖環状線」今秋実現 京阪神から湖北へ直通電車
2006年4月19日
 滋賀県北部のJR北陸線とJR湖西線の一部に残っていた交流区間がなくなり、10月21日から全線が直流化される、と県などが19日に発表した。長年の懸案だった京阪神からの県北部への直通電車の乗り入れが可能となり、最大で2時間以上かかっていた県内各駅間の移動時間も、1時間程度に短縮される。

 現在は交流区間があるため、直、交流どちらでも走れる一部の特急列車を除き、京阪神地区から北陸線の長浜駅(長浜市)、湖西線の永原駅(高島市)以北への電車の乗り入れはできず、住民は両駅で乗り換えるなど不便を強いられている。

 直流化工事は、北陸線の長浜−敦賀駅(福井県)間と湖西線の近江塩津(西浅井町)−永原駅間で行われている。

 全線の直流化で、県北部と京阪神が乗り換えなしで行き来できるほか、2時間に1本程度の近江塩津−永原駅間の運行本数が10月21日以降はほぼ2倍になる。琵琶湖を周回する電車の運行は今のところ計画されていないが、滋賀県は直流化事業を「琵琶湖環状線の実現」と歓迎している。

 工事は県や地元市町の要望を受け、JR西日本が2003年10月から進めている。滋賀エリアの総工費は約75億円で、うち58億3000万円を県、残りを地元市町が負担している。国松善次知事は「地域間交流の促進や観光客の増加が期待される」としている。
京都新聞


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