| 湖西描いた大作一堂に 高島で日本画家作品展 「八ッ淵滝」など８点 |
| 2006年4月13日 |
| 湖西地方を代表する日本画家の岩本周?さん（故人）の作品展が、滋賀県高島市安曇川町の市立藤樹の里文化芸術会館（旧名・県立安曇川文化芸術会館）で開かれている。 岩本さんは現在の同市マキノ町出身。両親と京都市に移り住み、１９２４（大正１３）年に市立絵画専門学校（現・京都市立芸術大）を卒業した後、京都画壇の重鎮・菊池契月（日本画家）らに師事。戦時中に高島市内に疎開して以降は、湖西の風景などを好んで描き、京展や日展などで入選を重ねたが、８７年に亡くなった。 作品展は同会館で保管する寄贈作を紹介する目的で毎年、開いている。 会場では、湖西地方の伝統産業、扇骨製造の作業の一つである扇骨を干す風景を描いた「干す」（縦１・５メートル、横１・９５メートル）や、躍動的な野猿を描写した「深山の猿」（同）の各大作をはじめ、京展入選作の「残雪の湖畔」や日展入選作の「八ッ淵滝」など８点を展示。大型の迫力ある作品が多く、訪れた市民らはじっくり鑑賞していた。同展は１６日まで。無料。 |
| 京都新聞 |
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