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春告げる ほら貝鳴り響く 大津で比良八講
2006年3月26日
 湖国に春の訪れを告げる恒例行事「比良八講」が26日、滋賀県大津市浜大津地区や琵琶湖上で行われた。山伏や延暦寺の僧侶ら約50人が市中を練り歩き、湖では湖上交通の安全や水質浄化を祈願した。

 比良八講は、平安時代から延暦寺の僧侶が山中で行っていた法要で、戦国時代に途絶えたとされる。千日回峰行を満行した故箱崎文応大僧正が1955年に再興し、毎年この日に行われている。

 一行は、午前9時前に同市長等3丁目の本福寺を出発。山伏がほら貝を吹きながら、商店街などを通って大津港(浜大津5丁目)まで約1キロを練り歩いた。

 この後、参拝者約350人も観光船に乗り込み、船上で水難者の霊を慰め、琵琶湖の水の浄化を祈願する法要が行われた。比良山系の打見山で採取されたわき水「法水」を湖面に注いだ。さらに、志賀町南小松の雄松崎でクロマツの植樹と護摩法要を行い、無病息災を祈った。
京都新聞


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