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燃えさかる炎に春の訪れ 高島の湖岸で「ヨシ焼き」
2006年3月8日
 「琵琶湖3大ヨシ原」の一つ、滋賀県高島市新旭町針江の湖岸で8日、ヨシ群落に火を入れて新芽の生育を促す「ヨシ焼き」が行われた。燃え広がる炎を見て市民らが春の訪れを感じていた。

 同市のヨシ原は草津市の烏丸半島や、湖北町から長浜市間の湖岸とともに、県の保護地区指定を受ける群落。高島では古くからヨシ加工業者がヨシを焼き、住民からも「ヨシ焼き」の名で親しまれてきた。3年前からは市がボランティア団体に委託して実施している。

 この日の「ヨシ焼き」にはボランティア団体の代表や市職員ら約30人が参加。好天に恵まれ、刈り取りが終わって乾燥した約1ヘクタールのヨシ原の南端から男性4人がバーナーで火を付けると、風にあおられ瞬く間に燃え広がった。湖岸の道路の歩道からアマチュアカメラマンらが盛んにシャッターを切り、市民らも煙を上げて燃えるヨシ原を見守っていた。
京都新聞


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