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四高桜:後世に伝えよう、150人が接ぎ木作業−−育てる会員や金沢大OB
2006年3月5日
 旧制第四高等学校(現金沢大学)の漕艇(そうてい)部員11人の遭難死を悼んで高島市の萩の浜に植えられた「四高桜」を後世に伝えようと4日、同市宮野の高島B&G海洋センターで「第4回四高桜の生命をつなぐ苗づくりサポート」が行われ、約150人が桜の接ぎ木作業をした。

 1941年4月、萩の浜沖の琵琶湖で強風のためボートが転覆。翌年、湖岸の県道沿いに追悼のソメイヨシノが植えられたが、枯死する木が増え、03年に地元ボランティアを中心に「四高桜を守り育てる会」(今西仁会長、140人)が発足。毎年この時期に接ぎ木し、自宅で育てている。

 この日は県内外の金沢大OB約20人も参加。150鉢のソメイヨシノの台木に「四高桜」から採取した新芽部分を接ぎ木した。今回で苗木は計420鉢となり、同会ではこれで苗木づくりをひとまず終え、今年秋には拡幅工事の終わる湖岸の県道に初の定植をする。金沢大OBの一人、池田幸男さん(73)=大津市木下町=は「もっと卒業生に参加を呼びかけ、四高桜を後世に伝えていきたい」と話していた。
毎日新聞


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