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後山・畦倉遺跡:奈良時代半ばの製鉄炉跡 鉄鉱石や鉄滓などの遺物も出土
2006年3月1日
 県教委などは28日、志賀町北比良の「後山・畦倉遺跡」で奈良時代半ばごろの製鉄炉跡と見られる遺構などを検出したと発表した。

 国道建設工事に伴い、県文化財保護協会が昨年5〜6月に発掘調査。残存部分の全長が約4メートル、幅約2メートルの製鉄炉跡が見つかった。形態や出土した木炭の年代測定結果から、炉は奈良時代半ばごろのものとみられるという。また土坑8基も検出。鉄鉱石や鉄滓(さい)、炉壁などの遺物も出土した。

 県教委などによると、県内で発掘調査が実施された製鉄遺跡の大半は、古墳時代後期から奈良時代前半の時代の湖南や湖北地域のもの。詳細が分からない奈良時代半ばごろの工業のあり方を知る上で貴重な資料という。

 調査内容は11日にピアザ淡海(大津市におの浜1)である今年度の発掘調査成果報告会「土の中から歴史が見える―最新の発掘成果から―」で報告される。報告は午前11時10分からの予定。
毎日新聞


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