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高島の湿地でザゼンソウが開花 今季は赤みが強く色鮮やか
2006年2月4日
 滋賀県高島市今津町弘川の湿地で、僧侶が座禅を組む姿に似たザゼンソウの開花が始まった。寒気に耐えて、仏像の光背にも似た赤紫色の「仏炎苞(ほう)」を伸ばし、その中に卵形の黄色い花をつけている。

 ザゼンソウはサトイモ科の多年草で、葉より先に、高さ約10−20センチの仏炎苞が地中から出てきて、花を咲かせる。同市の湿地は、国内で最も南にある群生地で、滋賀県の緑地環境保全地域に指定されている。

 湿地では、残雪の少ない場所から仏炎苞が出始め、立春を待ちわびていたように、開花も始まったといい、ボランティアで長年、群生地を管理している桂田泰三さん(78)は「冷え込みの影響か、今季は苞の赤みが強く、色鮮やかに見える。見ごろは3月末ごろまで」と話している。
京都新聞


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