今年も多くの渡り鳥が琵琶湖に飛来してきたが、滋賀県高島市マキノ町の奥琵琶湖マキノプリンスホテルの湖岸では連日、昼になると餌をもらうために約100羽のユリカモメが集まり、利用客らの人気を集めている。
同ホテルはすぐ横に琵琶湖を臨む位置にあり、毎冬、湖に羽を休めるヒドリガモやオナガガモなどの姿を見るのを楽しみに訪れる人も多くいる。今冬は、昨年末に従業員が残ったパンを餌に与えたのがきっかけとなり、ユリカモメの群れも集まるようになった。
今では従業員が外に出ただけでユリカモメが近寄ってきて乱舞を開始。その姿に見とれ、レストランの利用客もしばし食事を忘れる、という。同ホテルの秋田茂壽支配人は「慣れてくると、とてもかわいい。仕事の疲れも忘れさせてくれる」と話す。同ホテルでは3月末まで餌を与えることにしている。 |