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忘れられた「雪室」を再現 新旭町・新旭公民館で研修会
2006年1月20日
 滋賀県高島市は、今では忘れられた存在になっている「雪室」を再現し、新たな利用法を探ろうと、「雪室研修会」を20日、同市新旭町の新旭公民館で開いた。

 雪の活用は国の「新エネルギー利用促進特別措置法」にも盛り込まれ、すでに新潟県や北海道などの自治体が導入している。高島市は、地域資源を活用する事業の一環として来年度にも本格的な取り組みをスタートさせる予定で、それに先立ち今回の研修会を行った。

 研修会には市民ら約30人が出席した。持続可能経済研究所(京都市上京区)の嘉田良平代表が講演。雪室での酒や漬物、みそなどの熟成と、野菜や玄米の貯蔵効果などについて説明し、「雪を冷熱エネルギーに使うことで省エネルギー、二酸化炭素削減に役立つ」と話した。また、雪だるま財団(新潟県上越市)の利雪技術アドバイザー伊藤親臣さんが、同市内で行っている雪の活用策と効果などについて紹介した。

 21日は「雪室」設置の候補地である同市マキノ町と同市朽木で、現地見学会を行う。
京都新聞


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