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えとの折り紙、作り続けて13年 志賀町の老夫婦
2006年1月12日
 毎年、えとの動物を折り紙で作っている滋賀県志賀町の夫婦の作品が、今年で13年目を迎え、十二支の二巡目に入った。ボランティアで地域の人に折り紙を教えながら続けてきたといい、二度目の戌(いぬ)の作品を手に、「よくここまで続いたものです」と感慨深げだ。

 同町小野水明2丁目の田中正雄さん(80)と妻の妙さん(79)。2人は1991年に、折り紙を習っていた妙さんの技術を生かそうと、ボランティア団体「折・歌・美の会」をつくり、福祉施設や地域の集会所で折り紙を指導している。

 えとの折り紙は、12年前に「お正月と言えばえと」と思い立ち、2人で戌を折って、色紙に飾ったのが始まり。再び巡ってきた今年の戌は、和紙を7回ほど折って作った飛び跳ねる白い犬に、松竹梅をあしらい、かわいらしく、お正月のめでたさも感じさせる作品に仕上げた。

 田中さん夫婦は「折り紙を通して知り合った人も増え、続けてきてよかった。これからも新しい作品に挑戦したい」と張り切っている。
京都新聞


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