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第2キャンパス建設へ 志賀・びわこ成蹊スポーツ大
2006年1月5日
 滋賀県志賀町のびわこ成蹊スポーツ大(森昭三学長)が、現敷地の隣接地に第2キャンパスの建設を計画していることが、4日分かった。大学間で学生確保の競争が激しくなる中、スポーツ部門に特化した教育環境の整備が必要と判断して、2007年度に現定員を1・5倍に増やすほか、将来的には定員を倍増して大学院を設ける方針も固めており、その受け皿として大学を拡張する。

 同大学は学校法人大阪成蹊学園が03年4月、志賀町北比良に開校した。約8・8ヘクタールの敷地に講義棟や実習研究棟、グラウンドなどを設け、生涯スポーツと競技スポーツの2学科から成るスポーツ学部(定員180人)に、関西を中心に全国から学生を集めている。

 スポーツ分野の学問・研究が全国的に注目を集め、同大学への進学希望者が増加しているため、06年度に文部科学省の大学設置審議会に現定員を90人増やす届け出をし、翌年度に受け入れを始める。さらに、10年度までに現定員を倍増させ、大学院を設置する方針を固めている。

 施設を含め、現行規模では手狭になるため、第2キャンパスを建設することを決め、現在、学内の「将来計画委員会」で計画を進めている。

 計画では、現大学の隣接地(約10ヘクタール)に第2キャンパスを建設し、講義室や研究室などを備えた校舎2棟、多目的グラウンド、テニスコート、野外教育ゾーンなどを整備する。06年度中に用地を取得し、10年度までに完成させる。

 同大学の飯田稔副学長は「少子化で大学間の競争は厳しく、質の高い大学が求められている。スポーツ分野は学生に人気が高く、大学の付加価値を高めることで、他大学との差別化を図っていきたい」と話している。
京都新聞


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