障害者ら陶芸楽しむ 高島 なごみの里で初の教室
2005年12月2日
 滋賀県高島市に住む障害のある人やお年寄りらが集う「農業と田舎を楽しむ楽農舎・なごみの里」(同市安曇川町下古賀)は2日、初めての陶芸教室を開き、障害者施設の利用者12人が参加した。

 同なごみの里は昨年春、高島県事務所が開設。障害のある人とお年寄りが、地元の住民らの協力で農作業を通じて交流を深めている。近くに窯を持つ陶芸愛好家で、保険代理業松山武史さん(55)、妻静枝さん(55)=大津市真野1丁目=の協力で同教室が実現した。

 この日は、松山さんが信楽焼用の粘土を持参。参加者はコーヒーカップや茶碗、皿など思い思いの作品に取り組み、最後に、焼成した際に模様にするため、モミジやサクラの葉を張りつけた。参加者は互いの作品を見比べ、年明けの初窯での焼き上がりを楽しみにしていた。
京都新聞


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