寒風の中“万木カブ”整然と 安曇川、天日干し最盛期
2005年11月29日
 朝夕の冷え込みが強まる中で、滋賀県高島市安曇川町の伝統野菜「万木(ゆるぎ)カブ」の天日干しが最盛期を迎えている。カブが葉を束ねて稲木に整然と干され、赤色と緑色のラインを描いている。

 万木カブは古くから、漬物にされてきた。同市安曇川町三尾里の三尾里加工グループ(前川澄男代表)の農家13戸が約120アールで栽培し、伝統のぬか漬けや甘酢漬けにしている。

 洗ったカブを寒風に2−5日間さらすと、甘みがグンと増すという。天日干しと漬け込みの作業は年末まで続き、12月中旬からは出荷も始まる。前川代表は「カブの生育はよく、漬け上がりも軟らかくなる」と話している。
京都新聞


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