自然エネルギーの活用で体験講座 高島市新旭町で開講
2005年11月13日
 木質チップを燃料とする小型ガス化発電装置の製作を通じて、自然エネルギーの活用について学ぶ体験講座「みんなでつくろう森のエネルギーでガス発電」が13日、滋賀県高島市新旭町で開講した。初回は、座学と手作りの装置の組み立てに取り組んだ。

 同市新旭町の市民グループ「自然エネルギーを学びましょ会」(佐々木茂夫会長)の主催。同グループは、これまでも太陽光発電や風力発電について学ぶ教室などを開いている。今回は森林資源の有効活用に理解を深めてもらおうと企画した。

 講師は、木くずを粉末にして固形化した木質ペレットの燃料としての普及に取り組んでいるペレットクラブ(京都市下京区)のメンバーで、民間研究所の社外役員椎谷悟さん(31)=北海道札幌市=が務めた。

 受講者10人はまず、高島市役所で椎谷さんからガス化発電の原理について説明を受けた後、同市新旭町の市熱供給施設に移り、装置造りを始めた。ドラム缶に穴を開けたり、炉の中心部に使う練炭火鉢や植木鉢を加工したりして、簡易の小型ガス化炉の組み立て作業を行った。同講座は1月中旬まで計6回行われる。
京都新聞


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