琵琶湖に飛来する水鳥が日ごとに増える中、滋賀県高島市新旭町の湖岸に2日、今年も新旭水鳥観察センターが開設された。この日は冬の使者・コハクチョウも市内に初めて飛来し、彩りを添えた。
センターは1989年から毎年、冬の渡り鳥のシーズンに合わせて開設されている。施設面の魚礁に区切られた観察水域で数多くの水鳥が羽を休め、湖西地域の水鳥観察の拠点として知られる。
センターによると、水鳥の飛来は10月中旬に始まり、観察水域内で、ユリカモメやコガモ、オオバンなど12種、約2500羽を確認している。初めて姿を見せたコハクチョウは成鳥2羽と幼鳥1羽で、水域外の沖合で羽を手入れするなどしている。水鳥の飛来のピークは1月中旬という。
開設は来年3月末まで(火曜休館)。入館に協力金200円が必要。 |