しとぎ祭:華やかな初の稚児行列も 来月2日、多彩なイベント
2005年10月26日
 お餅の神様として知られる志賀町小野の小野神社で来月2日、「しとぎ祭」が催されるのに合わせ、地元の和邇商店街連盟(西山憲治会長、約40店舗)では同日、みこし巡行などさまざまなイベントを催す。同商店街が地域振興策として昨年から始めたもので、今年は初の稚児行列もお目見えする。

 「しとぎ」は神前に供える餅のこと。同神社の祭神は、わが国で初めて餅つきをしたとされ、全国の菓子業者からも信奉されている。この日は午前10時半から氏子らによる餅の奉納など神事が行われる。

 同連盟では商店街を中心に小野神社―平和堂・アルタ間約1キロに6カ所のポイントを設け、午前10時からスタンプラリーをスタート。スタンプを全部集めると商品券や餅が当たる抽選が引ける。また、当日までの13日間、加盟3店舗以上で買い物した人も抽選できる。

 午前11時からは、和邇公民館前広場で、電子オルガン、琴のコンサートや地元劇団による劇、昔懐かしい「鞍馬天狗」の紙芝居などがある。

 午後2時、直径1・2メートルの大鏡餅を乗せたみこし1基と約20人の園児らによる初の華やかな稚児行列が神社を出発、商店街を練り歩き、ふるまい餅の進呈などがある。

 当日は沿道に新鮮な農産物など地場産品の出店やフリーマーケットが特設されるほか、各商店でもぜんざい、さばずしなど工夫を凝らした手作り商品でもてなす。イベントは午後3時まで。問い合わせは西山家具店(077・594・0003)へ。
毎日新聞


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