カキ色づき 甘ーく 高島の農家で収穫始まる
2005年10月3日
 滋賀県内最大のカキの産地として知られる高島市今津町深清水でこのほど、収穫が始まった。栽培農家が、わせ品種の色づきの良いカキを選んで摘み取り作業を続けている。

 深清水地区が中心のカキ生産は、約100年の歴史がある。現在、約50戸の農家が約28ヘクタールで、わせ品種の「西村」や「平核無(ひらたねなし)」、「富有」など5品種を栽培。贈答用などとして主に京阪神に出荷している。

 栽培農家の清水治三郎さん(75)は「今年は台風や病害虫の被害もなく豊作となりそう。寒暖の差が激しくなると甘さも増す」と話す。JA今津町によると、8月後半の雨の影響で例年に比べ、収穫は約1週間遅れている、という。収穫のピークは今月中旬からで、11月に入ると生産量の大半を占める富有の出荷が始まる、という。
京都新聞


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