滋賀県の山々では秋の気配が次第に強まり、本格的なハイキングシーズンを迎えている。比良山系や鈴鹿山系、伊吹山などには多くのハイカーらが訪れ、高原の風を受けながら、さわやかな汗を流している。
大津市と志賀町にまたがる比良山系の蓬莱山(一、174メートル)では24日、好天に恵まれ早朝から大勢の家族連れらが訪れた。リフトなどを運営しているびわ湖バレイによると、この日の午後2時半の山頂付近の気温は、ふもとより10度ほど低い約14度。ひんやりとした空気の中、ハイカーらは群生するススキを眺めながら歩を進め、秋色に染まる自然風景を満喫した。
彦根地方気象台によると、日本海から高気圧が張り出しており、県内は今月末にかけて一部雲が広がる地域があるが、おおむね晴れる見通しという。 |