バイク通し若者描く 映画制作に取り組む 志賀町で京都造形芸術大生
2005年9月16日
 京都造形芸術大(京都市左京区)の学生が、滋賀県志賀町を舞台にした映画の制作に取り組んでいる。バイク作りを通して、生まれ育った町を見つめ直す若者の姿を描いた作品で、「志賀町にはバイクが多く、作品のイメージにぴったり」と同町をロケ地に選んだ。地元の人たちの協力も得ながら、撮影を進めている。

 映画は、同大学映像・舞台芸術学科4年の約40人の卒業制作で、タイトルは「GARAGE(ガレージ)」。部品を組み立ててオリジナルなバイクを作る高校生と24歳の男性が主人公で、ひと夏の出来事と、そのあとに残る虚無感などを描きたいという。

 撮影は、同町南小松に拠点となるガレージを借りて、8月中旬にスタートした。ストーリーはロケ地周辺での取材を基にし、ワンシーンを何度も撮り直すなど真剣な表情で撮影を続けている。

 地元の人に出演してもらったり、小道具を借りるなどして地域とも交流しており、監督の藤井智さん(24)は「私たちの視点から見た志賀町を、ぜひ、地元の人たちにも見てほしい」と話している。

 映画は、1時間程度に編集して、来年1月にも完成させる。上映予定やビデオ、DVD販売の問い合わせはメールで。アドレスはgaragefilm@hotmail。co。jp
京都新聞


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