西大津駅⇒大津京駅 雄琴駅⇒おごと温泉駅 来秋にも改名へ
2005年9月16日
 来年秋に予定されている琵琶湖環状線の開業に合わせて、大津市のJR湖西線・西大津駅を「大津京駅」に、雄琴駅を「おごと温泉駅」に改名する見通しであることが、15日分かった。同日の9月定例市議会の一般質問で、目片信市長が明らかにした。

 琵琶湖環状線は、現在は交流方式で運行している北陸線・長浜駅と湖西線・永原駅の間(29・5キロ)を直流化し、琵琶湖の周囲を走る東海道線、湖西線、北陸線を直流方式で統一して、琵琶湖を一周できるようにする。県がJR西日本に要望して、直流化事業費の一部を負担し、2006年秋までの完成を目指して工事が進んでいる。

 これに合わせて、湖西線の西大津駅と雄琴駅の周辺住民らが「西大津駅周囲は5年余りの短期間で滅んだ都『大津京』があった地域。改名で地元の歴史をPRし、観光客の誘客につなげたい」「雄琴は温泉がある地域と、ひと目で分かるように」などとして、それぞれ駅の改名を求めている。昨年の2月市議会でも改名実現の請願が全会派一致で採択され、市はJR西日本に対し、改名の要望を続けている。

 目片市長は答弁で「来年には、新しく大津京駅とおごと温泉駅が誕生する予定」と述べ、駅名変更の見通しを示した。

 市交通・広域事業調整課は「改名に向け、JRからいい感触を得ている」と言い、来年度当初予算に駅名変更のためのJRへの負担金を計上する方針。JR西日本京都支社は「地元からの要望を受け、現在、真摯(しんし)に検討している」としている。
京都新聞


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