ブナ林:見事な林に驚き 市長ら探索「ツアーコースに」−−高島
2005年8月24日
 高島市の山愛好家グループなどでつくる「湖西の山ネット準備会」がこのほど、あまり人に知られないブナ林が広がる同市今津町の大日尾根(標高750メートル)を訪ねる探索ツアーを開催、海東英和市長ら約30人が参加した。

 同準備会は、これまで地道に古道や登山道の整備を続けてきた今津山上会など14団体で6月に発足。太平洋側と日本海側を分ける中央分水嶺が通る高島市の山々の魅力を全国発信し、平日でも多くの人が訪れる山にすることを目指している。

 探索ツアーには、会員や市職員が参加し、大御影山登山口から登った。同山山頂を経て大日尾根に到着すると、参加者はブナ林が広がる景観に驚きの声を上げていた。この後、天増川林道峠を通って下山、約8キロの行程を歩いた。

 海東市長は「こんな近いところに見事なブナ林があることに驚いた。入山者の総数管理などもしながら、多くの人に愛していただけるツアーコースに仕上げていきたい」としている。同準備会では今後、同市マキノ町や朽木地区でもこうした探索ツアーを開き、魅力の発見とPRに努めることにしている。
毎日新聞


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