NPO法人化へ会員募集 高島の「くつきの森」保全
2005年8月24日
 滋賀県高島市朽木麻生の「くつきの森」(146ヘクタール)の保全活動などに取り組む地元の住民グループ「麻生里山センター」(小林二郎会長)は、来春のNPO法人(特定非営利活動法人)の設立準備を進める一方で、会員を募集している。

 「くつきの森」は、自然環境の研究などをしてきた運営団体の財団法人・森林文化協会が、財政難などで一昨年3月に研究棟などを閉鎖したのを受け、旧朽木村が土地、建物を所有者の民間企業から買い取り、昨年12月に再オープンした。

 同グループは昨年、同森内でごみの不法投棄があったのを機に、住民有志らが今年2月に結成。不法投棄の監視や森林保全活動のほか、滋賀県立大などと連携してハイキングを催すとともに、法人化の準備をしている。

 現在、会員は10人で、100人を目標に募る。入会金は個人、団体とも2000円で、年会費は個人5000円、団体1万円。小林会長は「法人運営には多くの人の支援が必要で、賛同者とともに地域の森林を守り次代に引き継ぎたい」と話している。問い合わせは小林会長TEL0740(38)3210。
京都新聞


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