滋賀県内最大の早場米産地である高島市今津町で23日、極わせ種「ハナエチゼン」の新米の初出荷があった。検査で全量が「一等米」と評価され、京阪神方面に出荷された。
JA今津町によると、約150戸の農家が計約100ヘクタールで「ハナエチゼン」の栽培。8月末までに、約450トンの収穫を見込んでいるという。
同市今津町日置前のJA今津町の総合営農センター穀物検査場には、前日までに収穫された新米3000袋(1袋30キロ入り)が並んだ。検査員が重量を確認したり、品質を調べた。「病害虫被害、割れや白乳色の米粒がなく実も大きい」として、すべての新米が「一等米」とされた。地元で販売する新米などを除いた2250袋が「初出荷」の横断幕を掲げた大型トラックに積まれ、京阪神方面に搬送された。 |