大津市と滋賀県志賀町を結ぶ一般有料道路「湖西道路」(全長16・7キロ)が、8月1日から全線無料化される。
湖西道路は国道161号の渋滞を緩和するバイパスとして、1989年に開通した。しかし、割高感のある通行料の影響で利用が低迷していたため、今年10月の日本道路公団の民営化に伴い、国が買い取って一般国道化する。購入額178億円のうち、県が62億円を負担する。
無料化されるのは、湖西道路全線の坂本北インター(大津市坂本本町)−志賀インター(志賀町荒川)間。これにより、京都市山科区の名神高速道路・京都東インター付近を起点とする「西大津バイパス(全長11キロ)」から、湖西道路を経て、志賀町北比良に至る「志賀バイパス(同3キロ)」までの総延長30・7キロが無料でつながり、利用の増加が見込まれている。
国道化した湖西道路は国土交通省滋賀国道事務所が管理し、9月以降に料金所を撤去する。 |