育てた花苗で地域交流 高島・新旭の養護学校 リヤカーに積み販売
2005年6月2日
 滋賀県高島市新旭町の新旭養護学校高等部の生徒が1日、丹精込めて育てた花の苗の販売を始めた。苗をリヤカーに積んで同町内を回り、住民らが次々と買い求めていた。

 同校は9年前から、体験学習の一環として、高等部の生徒が中心になって花を栽培している。地域の住民との交流などを目的に、春に花の苗、冬には葉ボタンを販売している。

 今回は、ビニールの種苗育成用ポットで育てたマリーゴールドやベゴニアなど5種類の苗計2000ポットを販売用に準備した。この日は、生徒24人が5グループに分かれて町内を回り、リヤカーを見かけた住民や事業所の職員らが買い求めていた。中には、1人で20ポットを買う女性もいて、生徒を喜ばせ、2年の谷口健次君も「育てたかいがありました」と笑顔を見せていた。苗の販売は3日まで行う。
京都新聞


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