びわ湖大花火大会、8月8日に決定 安全対策で有料観覧席一部変更
2005年5月30日
 滋賀県大津市の大津港一帯で開かれる「2005びわ湖大花火大会」の実行委員会は30日、今年の大会開催日を8月8日と決めた。観客の混雑を解消して事故を防ぐため、有料観覧席の位置を一部変更するほか、今年の世界花火大会でボートがえりに衝突した事故を受け、湖上の船舶航行規制の周知徹底を図る。

 計画では、有料観覧席を大津港西側に集めるため、琵琶湖文化館西側のなぎさ公園の3000席を廃止し、浜大津アーカス西側の「シンボル緑地」の湖岸部に1500席を確保する。これにより、大津港マリーナから琵琶湖ホテルの湖岸約500メートルが計1万5000席の有料観覧席となる。

 約40万人が訪れた昨年は、JR大津駅から湖岸まで続く大通りを中心に、計1万7000席の有料観覧席を東西に分けて設けた。しかし、観客が席を探して東西を行き来するなど人の流れが交錯し、安全対策が課題となっていた。

 また、湖上の事故防止対策として、各マリーナを通じて夜間の船舶航行規制の告知を徹底するほか、湖上のパトロール強化などを滋賀県警に申し入れることも決めた。
京都新聞


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