滋賀県高島市朽木柏の県立いきものふれあいの里で7日、特別企画展「いきもの細密画展」が始まった。本物そっくりの昆虫やは虫類などの水彩画に、来場した人は感心しながら見入っていた。
もっと自然を身近に感じてもらおうと、県立琵琶湖博物館に勤め、趣味で細密画を手掛ける杉野由佳さん(34)=守山市=の協力で開いた。
紹介している細密画は、空中に静止しているように見えるギンヤンマや木の葉を丸めて卵を産むオトシブミ、ガを捕食したヤモリをはじめ、レンゲソウやシロツメクサなど35点で、いずれも生態の特徴を見事にとらえ、精密に描かれている。同ふれあいの里は「子どもたちが喜んでくれそうな作品を選んだ」と話している。6月5日まで。無料。 |