城下町を曳山が練る 高島・日吉神社の「大溝祭」
2005年5月4日
 滋賀県高島市勝野の日吉神社の例大祭「大溝祭」(県選択無形民俗文化財)の宵宮では、ちょうちんに明かりをともし、湖西唯一の曳山5基が、城下町の面影を残す地域を巡行した。

 大溝祭は1619(元和5)年に大溝城主となった分部光信が前任地の伊勢国から移したと伝えられる。旧城下町の5地区の「湊」「巴」「寶」「勇」「龍」の山組町が各山を継承。毎年、まわり番で先頭が決まる。

 午後6時半までに、各山が大溝漁港近くの道路に集結。各山が名前の入った数十個のちょうちんに明かりをつけ、午後7時前から、翌日の本宮と同じく1番山の「湊」から順に、囃子方を乗せて巡行を始めた。各山はちょうちんを揺らせながら地域を巡行して沿道の観客を魅了した。4日は午前10時から巡行する。
京都新聞


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