湖西三大祭りの一つ「川上祭」が18日、滋賀県高島市今津町日置前の平ケ(へが)崎馬場で行われ、地元神社の氏子が大のぼり旗を高々と掲げて練り歩いた。
川上祭は、地域の繁栄と豊作を祈願する春の例祭。「サンヤレ」の掛け声に合わせたお囃子(はやし)があることから別名、サンヤレ祭ともいい、500年以上前から続くとされる。明治時代から日置神社(同町酒波)と津野神社(同町北仰)の両神社が合同で行っている。
祭りでは、氏子らが高さ約20メートルの大のぼり旗2本をバランスよく立てて、慎重に馬場を練り歩き始めると、約800人の見物客から歓声がわき上がった。大のぼり旗の前では、先導役の児童ら約70人が色とりどりの小のぼり旗で地面をたたきながら、進む方向を清めていた。 |