人口32万6000人「中核市」へ 大津市と志賀町が合併調印式
2005年3月25日
 来年3月20日の合併を目指す大津市と志賀町の合併協定調印式が25日、同市役所で行われ、志賀町を廃止して大津市域に含める編入合併を基本にした協定を結んだ。

 両市町の議員や幹部職員ら約100人が出席。目片信市長と後藤又久町長が協定書にサインし、握手を交わした。国松善次県知事と両市町議会議長が立会人となった。

 目片市長は「志賀町のすぐれた地域資源を生かし、個性豊かなまちづくりに全力を傾ける。早期に中核市指定の取り組みを進める」と述べた。後藤町長は「20年、30年先の住民が、あの時に合併してよかったと思うと確信している。これからのまちづくりが重要だ」と話した。

 両市町の合併協議は2002年に始まったが、県の廃棄物焼却施設建設計画をめぐる反対運動で1年半、中断。合併推進派の後藤町長就任で、昨年末に再開した。

 合併後の大津市の面積は374平方キロで県内4番目。人口は県内最多の32万6000人となり、独自に保健所設置などができる「中核市」の要件を満たす。

 両市町の合併をめぐっては、合併に反対する志賀町の住民グループが町議会解散を求めて直接請求。解散の是非を問う住民投票が実施されることになっている。
京都新聞


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