児童ら夢実現へ努力誓う 安曇川 藤樹しのび「立志祭」
2005年3月7日
 日本陽明学の祖・中江藤樹の誕生日の7日、滋賀県高島市安曇川町で藤樹の遺徳をしのぶ「立志祭」があり、同町内の小学3年生約120人が将来の夢の実現に向けて努力することを誓った。

 立志祭は明治時代末ごろから続く行事で、藤樹が数え年11歳で儒学の書物「大学」を読み、学問を志したことにちなむとされる。

 児童は藤樹が門人に学問を説いた私塾「藤樹書院跡」(国史跡)に復元された書院を訪れ、「プロ野球選手になりたい」「コックになるために家の手伝いをする」などと書いた作文を奉納。同町田中の藤樹の里ふれあいセンターで、児童代表8人が作文を読み上げて決意表明した後、全員で「藤樹カルタ」を楽しみ、藤樹の好んだ「イモ煮」の給食を食べて郷土の先人に思いをはせた。
京都新聞


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