古民家改修しデイサービス開始 高島のNPO 「家庭的な雰囲気を」
2005年1月31日
 訪問介護事業などを行っている滋賀県高島市マキノ町のNPO法人(特定非営利活動法人)「じゃがいもの家」(杉本いつ代代表)は、このほど同町浦の築約200年の古民家に移転し、デイサービス事業を始めた。

 じゃがいもの家は4年前に法人格を取得し、同市マキノ町新保の借家2階に開設。居宅支援と訪問介護事業を行ってきたが、念願のデイサービス事業を行うため、杉本代表の知人から民家を借り移転することにした。

 民家はトタンで覆われたかやぶきの平屋延べ約160平方メートル。車いすで利用できるよう玄関の土間から部屋にかけてスロープを設けた。また、民家らしい重厚なはりや黒光りする太い柱などを極力生かしつつ、床や介助用浴槽、キッチンを改修した。

 スタッフは杉本代表を含めの12人。デイサービス事業の定員は10人だが、スタッフが慣れるまで、当面は3、4人の枠で行うという。

 杉本代表は「古い民家はお年寄りにも親しみやすいはず。家庭的な雰囲気のデイサービスを心掛けたい」と話している。問い合わせは同家Tel:0740(28)8068。
京都新聞


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