棚田の米で日本酒造り 志賀町酒小売組合 2月販売へ商標名募る
2005年1月20日
 滋賀県志賀町の同町酒小売組合が、同町を代表する景観である棚田で育てた米で日本酒造りに取り組んでいる。2月25日の販売開始に向けて商標名を募っており、「志賀町にふさわしく、なじみやすい名前を付けて」と呼び掛けている。

 同町では、比良山ろくにある棚田が町内の水田の3分の2を占め、町を代表する景観の1つとして知られている。同組合は「棚田を利用して特産品を」と酒造りを企画。メンバーの1人が同町木戸で所有する棚田(約400平方メートル)を提供し、酒米「山田錦」の減農薬での育成を、地元の農家に委託してきた。

 収穫した約600キロの酒米は、高島市新旭町の酒造会社に託し、醸造を依頼。1月末に、原酒と特別純米酒の2種類の計1000本の新酒が出来上がる予定で、組合加盟の9店で販売する。田中和男・同組合代表(64)は「比良山系の清水で酒米を育てた。今後、志賀町を代表する特産品になれば」と期待している。

 商標名の応募は31日締め切り。問い合わせは同組合Tel:077(592)0019へ。
京都新聞


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