滋賀県の総住宅数増加率は全国第2位 65歳以上でプラス34・4%
2004年12月9日
 総務省統計局が行った「平成15年住宅・土地統計調査」の速報がこのほど公表された。これは5年に1度、住宅や世帯に関する実態を調査するものである。

 平成15年10月1日現在、全国の総住宅数は5387万戸、滋賀県では50万4000戸となっている。前回の平成10年調査と比べると、総住宅数の増加率は全国でプラス7・2%、滋賀県ではプラス9・9%であった。これは沖縄県のプラス10・4%に次ぎ、神奈川県とともに、全国第2位という高い伸びである。

 増加率の内訳を、家計を主に支える者の年齢からみた世帯数別にみると、全国、滋賀県ともに最も増加率が高いのは「65歳以上」で、それぞれプラス31・1%、プラス34・4%である。次に高いのは全国は「55〜64歳」のプラス10・8%であるのに対し、滋賀県は「25〜34歳」のプラス16・5%となっている。全国では同年齢区分の増加率はマイナス0・4%にとどまっており、また近隣他府県や総住宅数増加率の高かった沖縄県(プラス6・8%)、神奈川県(マイナス1・7%)をみても、滋賀県の増加率は突出している。

 住宅、ひいてはそこに暮らす人口が増加することにより、学校や病院といった住環境の整備や商業・娯楽施設の整備、交通・情報通信網の整備など多岐にわたる社会インフラを整えることが必要となる。これらを新たな雇用とビジネスチャンス創出の糸口ととらえ、活力ある地域づくりにつなげていきたい。
中日新聞


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