冬の訪れを告げる渡り鳥のコハクチョウが滋賀県新旭町の琵琶湖や安曇川町の松ノ木内湖に飛来し、優雅に泳ぐ姿が、湖西地域の野鳥ファンの目を楽しませている。
新旭町水鳥観察センター観察指導員の山方曙一さん(71)が先月29日、5羽が同町深溝の琵琶湖に昨年より4日早く飛来したのを確認した。
8日には、同町深溝の湖岸から約15メートル沖で幼鳥を含む9羽が互いに寄り添うように羽を休め、時折、尾を上にして逆立ちのように頭部を水面下に入れては、水草をついばんでいた。
同センターによると、飛来数のピークは例年、12月下旬から約1カ月間で、80羽近くとなる。湖北地域では、先月18日に11羽の初飛来が確認されている。 |