町制50周年節目を祝う 安土町とマキノ町で式典
2004年11月7日
 安土、マキノ両町で6日、町制50周年記念式典が開かれ、演奏や講演で節目を祝った。

 ■安土、オンリーワンのまちづくりを

 安土町桑実寺の文芸セミナリヨで開かれた同町の式典には、約250人が出席。津村孝司町長が「安土は中世、近世と日本の歴史の中心舞台となった町。文化や自然を継承した先人に感謝し、オンリーワンのまちづくりを進めたい」とあいさつし、募集していた町のシンボルキャラクターに、「A」をイメージした「あづっち」を選んだと発表した。

 また、画家の大野俊明氏とアサヒビール相談役の樋口廣太郎氏に名誉町民の称号を贈り、町の功労者らを表彰した。

 式典後は、特別企画「歌と映像で振り返る50年」が開かれ、昔の同町の写真をスクリーンに映し、時代を彩った流行歌をジャズバンドが演奏した。

 ■マキノ、町名は継承

 マキノ町の式典は同町蛭口の土に学ぶ里研修センターで開かれ、表彰者や来賓ら約100人が出席した。

 同町は1955年に剣熊、西庄、海津、百瀬の4村が合併して発足。知名度の高かったスキー場名にあやかり、全国初のカタカナの町名となった。高島郡6町村の合併で来年1月1日に発足する新市「高島市」の一員となるが、町名は継承される。

 式典では吉原俊嗣町長があいさつし、66人・団体の代表に自治功労の感謝状を授与。表彰者を代表して元町議の小多捨仁さん(77)=同町下=が謝辞を述べた。引き続き、内閣の経済財政諮問会議議員を務める本間正明・大阪大大学院教授が「構造改革が目指すもの」と題して講演した。
京都新聞


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