エリ漁に向け産卵用アユ放流 安曇川人工河川
2004年8月29日
 滋賀県安曇川町北船木の安曇川人工河川で28日、産卵のためのアユの放流が始まり、約5トンが勢いよく放たれた。

 放流は、アユの安定供給を目的に、県が1981年から行っている。この日は、委託を受けている県水産振興協会のメンバーが、同町や彦根市など県内4カ所の養殖場で体長約15センチ、重さ約30グラムに成長したアユを人工河川の水路(全長約650メートル、幅約7メートル)に5回に分けて放流した。

 アユは、3−4日かけて体重の約2割を占める重さの卵を川床の砂利に生み付け、卵は約2週間かけてふ化する。11月下旬から琵琶湖岸各地で始まるエリ漁に向け、9月上旬までに計約10トンが放流される予定。
京都新聞


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