主婦15人がレストラン経営へ マキノ町道の駅 県内初
2004年8月6日
 滋賀県マキノ町内の農家の主婦グループがこのほど、今年10月23日にオープンする道の駅「マキノ追坂峠」(同町海津)のレストラン経営などを担う有限会社「マキノ旬菜庵(しゅんさいあん)」を設立した。農家の主婦グループの会社設立は県内初で、県も「今後の活動に注目したい」と期待している。

 グループは農家の主婦有志15人で結成した加工グループを前身に2000年に発足した「マキノフレッシュクラブ」。漬物や草もち製造などを手がけ、昨年には念願の独自の加工所を同町牧野に設けた。町から道の駅運営への参加を打診されたのを機に、経済的に自立して組織運営もしやすい会社設立を決め、資本金300万円を7人が出資して7月12日に会社を起こした。

 同社はこれまでの加工品に加え、地元の農産物を使った家庭料理を提供するレストラン「峠茶屋旬菜」を経営する。主力メニューに十割そばを出すため、そばの製粉や製めんを行い、販売用の総菜もつくる計画。

 県湖西地域振興局農業振興課は「雇用創出や町のアピールなどで地域活性化の一端を担える」と評価。社長の水口修子さん(57)は「利用者のニーズを聞き、安心して食べてもらえるものを提供したい」と話している。
京都新聞


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