ニゴロブナの稚魚、水田で育成 安曇川と新旭町で事業
2004年5月17日
 田植えの終わった水田でニゴロブナの稚魚を育てる種苗育成事業が17日、滋賀県安曇川町と新旭町で行われ、合わせて2・25ヘクタールの水田に90万匹が放された。

 水田での育成は県の実験で自然界の約50倍の生存率とわかり、県水産振興協会が昨年から事業化。今年の放流は約500万匹で、来月4日までに県内13市町の水田計36ヘクタールに放される。

 新旭町太田では、地元漁協組合員や振興協会職員が体長約5ミリの稚魚をビニール袋から水田にゆっくり放った。振興協会によると、約1カ月で体長約2センチに育ち、田の水を抜いて用水路を通じ琵琶湖に放流するという。
京都新聞


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